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レーザースキャナーとILDAテストパターン

Laser Scanners & The ILDA Test Pattern

「ILDAテストパターン」は、ユーザーがレーザースキャナーを、ILDAが定めた基準に正確に調整できるようにするために作成されました。例えば、30Kスキャナーは、光学8度程度以下で調整する必要があります。

ILDAテストパターンの正しい使い方とは?

ILDAテストパターンでは、さまざまなパラメーターを測定できます。速度に関する問題で最も重要なのは、正方形の外側に描かれた円です。スキャナーの速度を上げると、スキャナーは円を正確に追従できなくなり、円が小さくなります。円が正方形の各辺の中央にちょうど接する状態が、円の調整が適切であることを示します。

高速かつ広角でスキャンすることはできません。そのため、ILDAの調整基準では、テストパターンをスキャンする角度も規定しています。30Kに調整されたスキャナーの場合、この角度は「光学約8度以下」です。

(8度の場合、テストパターンの幅は、スキャナーからスクリーンまでの距離のおよそ1/7です。)Pangolinでは、True 50Kスキャナーを、7度でILDAの要件を満たすものとしています。さらに、円が楕円ではなく真円になっていることなど、テストパターンには重要な要素がほかにもあります。

テストパターンのパラメーター

ILDAテストパターンでは、多くのパラメーターを測定できます。しかし、スキャナー速度を測定するうえで最も重要なのは、正方形の中に円を表示するテストです。投影された円は、右側に示すように、内側の正方形の各辺に接していなければなりません。(コンピューターのモニター上では、上に示すように円は正方形の外側に表示されます。)スキャン角度を指定することも重要です。スキャナーが円と正方形のテストを正しく表示できるスキャン角度が大きいほど、性能が優れています。

ILDAテストパターンのパラメーター

正しい調整

速度に関して最も重要な要素は、緑色の内側の正方形の外側を囲む青い円です。この円は慎重に描かれています。青い円が緑色の正方形の各辺の中点にちょうど接している状態が、正しく、ILDAに準拠した速度です。

ILDAテストパターンによる正しい調整

スキャン速度が速すぎる場合

速度が速すぎると、青い円は緑色の正方形の内側に入ります。

ILDAテストパターンでスキャン速度が速すぎる場合

スキャン速度が遅すぎる場合

速度が遅すぎると、上図のように青い円は緑色の正方形の外側に出ます。

ILDAテストパターンでスキャン速度が遅すぎる場合

システムがILDAテストパターンを表示できるとは、どういう意味ですか?表示できるだけですか、それとも特定の方法で表示できるということですか?

レーザーディスプレイ業界では、ILDAテストパターンは比較の基準として一般に認められています。コンピューターがILDAテストパターンの各ポイントを毎秒60,000ポイント(またはそれ以上)で出力でき、スキャナーがILDAテストパターンの大部分を許容できる状態で表示できたとしても、それだけでは不十分です。一部の表示は許容できない可能性があるためです。

誰かが「このスキャナーは、これこれの速度と角度でILDAテストパターンを表示できる」と言った場合、レーザー技術者は通常、特に断りがない限り、そのスキャナーがテストパターンのすべての部分を正しく表示できると考えます。

「60 kpps」と「ILDA 60 kpps」の違いは何ですか?

「私のスキャナーは60 kppsで動作する」と言う場合、それは、コンピューターが毎秒60,000ポイントで出力しているときに、あるスキャン角度で何らかの表示ができるという意味です。

これは事実かもしれませんが、意味のある情報ではありません。レーザー技術者にとって有用なスキャナー性能の説明には、どの画像を、どのスキャン角度で、どの程度正確に再現できるのかも示す必要があります。

「私のスキャナーはILDA 60 kppsで動作する」と言えば、「このスキャナーは、テストパターンを毎秒60,000ポイント、スキャン角度8度以下で動作させたとき、円が正方形の各辺にちょうど接する状態を含め、ILDAテストパターンのすべての部分を正確に再現できる」と伝えていることになります。

ILDAテストパターンは、入手可能な最良のテストパターンですか?

ILDAテストパターンは業界標準であり、スキャナー性能を測定する方法として最も広く合意されています。そのため、一般的に入手できるテストパターンとしては最良のものです。

ILDAテストパターンは、スキャナー性能を正確に評価できますか?

過去には評価できていました。しかし、円と正方形のテストには、スキャナーの性能範囲の中の1点でしか性能を測定しないという問題があります。これは、中央ハ音をどれだけ正確に再生できるかだけでスピーカーの性能を測定するようなものです。参考にはなりますが、性能の全体像を示すものではありません。

これまで1点での測定が機能してきたのは、過去のスキャナーの性能曲線が、12K、30K、さらには36Kでも同様だったためです。1点での性能が分かれば、ほかの多くの点での性能を推測できます。

しかし、性能曲線の形状を変える新しいスキャナーやスキャナーアンプの調整方法が登場する可能性があります。そのため、レーザーディスプレイ業界では、追加データを提供できる新しいテストパターンについて合意を形成する必要が生じるかもしれません。

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